Not A Heroはドット絵のハイテンション横2Dシューティング。

市長になることを目論むバニーロードは自分が市長にならないと世界が滅ぶと言って、手段を選ばず市長になろうとしている。そのバニーロードの手先となって、街から犯罪を撲滅するためにギャングを殺戮したり、相手候補の妨害工作をしたりとしったミッションをこなしていく。コメディとブラックユーモアな世界。

プレイヤーは銃を手に、基本的に単身で敵の施設へと突入していく。操作は基本的に左右移動とローリングと攻撃。ジャンプはなし。
選べるプレイヤーキャラは複数いて、各面のサブミッションをクリアしていくごとに新しいキャラクターがアンロックされていく。武器は各キャラ固定で、集弾率や射程、弾数がそれぞれ決まっている。長距離を安定的に攻撃できるキャラや、近距離では圧倒的に強いが射程がとても短いキャラなど、近接が強いキャラなど、キャラによって戦略も変わってくる。
弾薬は無限だが、弾切れするとリロードが必要。リロードは時間がかかるのでどのタイミングでリロードするかが生死に関わることもある。主武器の他にグレネードなどのサブ武器を拾うこともある。またキャラによってはサブ武器の代わりにスキルを持っている者もいる。また敵を転倒させて近接攻撃で倒すこともできる。
攻撃を受けるとダメージメーターが減り、全部なくなると死亡。ただしダメージメーターは時間が経てば自然回復するので、連続して激しい攻撃を受けなければ少々のダメージなら大丈夫。

マップは縦横のブロックからなり、横方向の部屋は通路や扉で仕切られ、縦方向は階段か落下で移動する。マップ構造や敵、アイテムの配置は基本的に固定。たまに敵を倒すとランダムに弾薬アイテムを落とすことがある。後半の面の攻略やサブミッション解除のためには、ルートや敵の配置を覚えることも重要になってくる。

このゲームで目新しい点は、物陰に隠れる、という動作。ロール移動したり階段で移動した後は物陰に隠れて、敵の攻撃をかわすことができる。こちらが攻撃する瞬間や移動するときには攻撃を受けるし、隠れてきても近づいてきた敵には殴られてしまう。一方、敵も同様に物陰に隠れてこちらの攻撃をかわす。相手が気づく前に倒すか、物陰から出てきた瞬間を見計らって撃つか、隠れているところに近づいて近接攻撃するかを判断して戦っていく。

かなり粗いドット絵だがよく動く。ドット絵すぎて背景などがわかりづらいところはあるが、ミッションポイントなどにはマークが出るので安心。

音楽はグラフィックスやゲームの雰囲気に合わせた、ファミコンのPSG音ぽい、いわゆるピコピコサウンド。バニーロードの声が独特で癖になる。

ステージ数は20ちょっと。クリアするだけなら数時間で終わる。各マップごとに3つずつ、敵を全滅させる、○秒以内にクリアする、パンチをくらわずにクリアするなどのサブミッションが用意されていて、クリア後のやり込み要素となっている。
面数も多くはなく、正直ボリュームは少ない。Broforceのようにユーザがマップ作成などできればもっと広がりそうなのだが。

日本語非対応。クエストの目標が読める程度であればゲームプレイに特に支障はないと思うが、独特のブラックなバニーロードの会話がわかるともっと楽しめそう。会話文字はわりとすぐに切り替わってしまうので追って読むのはちょっと大変。

ドット絵のため、一見すると大味なゲームに思えるが、実際にプレイしてみると、操作に対してしっかりと反応して動きもよいし、シューティング部分もよく作られた良ゲームだと感じた。ダイナミックに動いて敵を撃ち倒していく感が楽しい。ただのアクションで終わらせるのではなく、独特なキャラクターのバニーロードを起用することで、味わいを深めている。

市長になりたがっているバニーロード。世界を救うためと言いつつ、言ってることやってることはかなりヤバい。
ひと癖もふた癖もあるプレイヤーキャラたち。キャラクターは最初は1人しか使えないが、ミッションをこなすごとに増えていく。
ミッション開始。建物内には敵がいっぱい。敵の配置は基本的に固定。配置や出現位置を覚えるのが攻略の鍵となる。
物陰に隠れている間は銃による攻撃を回避できる。ただし近接攻撃や爆発はよけられない。敵も物陰に隠れて回避する。
ミッションクリア後のカフェでのひととき。英語だが、ヤバイ話してるのはなんとなくわかる。

 

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