Contrastとは、影の中に潜み、影の中に生きるミステリアスな女性ドーンと、そのドーンを唯一の友達とする少女ディディの物語の3Dパズルアクション。音楽と映像が素晴らしい芸術的な作品。

プレイヤーはドーンを操作して、ディディの願いを叶えるべく、彼女と共に夜の街を探索する。ドーンは影の世界と現実の世界を行き来できる。影の世界に入ると、壁などに映しだされた影を足場にして移動できるようになる。建物や物、時には動き回る人の影に乗り、現実世界では行けないような場所へたどり着く。

戦闘はなく、アドベンチャーゲーム的な要素が強い。物語が進むに連れ、ディディの家族関係や、ドーンの謎めいた素性も次第に明らかになっていく。

ゲーム本編の他に収集アイテムの要素はあるものの、プレイ時間は3~4時間ほどと短く、ストーリー分岐などもないため、ゲームのボリュームはあまりない。しかし、ジャジーな音楽、不思議な世界、クセのあるキャラクター、謎めいたストーリー、といった雰囲気、そして「影に乗る」という今までにない技術により、とても印象に残る作品となっている。プレイする人を選ぶとは思うが、個人的にはこういう「雰囲気ゲー」は大好物なのでもっと増えて欲しい。

ストーリーが重要なので、日本語に公式対応したのは嬉しい。Steam画面で右クリックして「プロパティ」>「言語」から設定可能。

母の帰りを待ちきれない少女、ディディ。
影に入る能力を持つ謎の女性、ドーン。
二人はディディの母親を探しに家を抜け出すことに。
一見行けそうにない場所も・・・。
影に入れば・・・。
移動できる!
光と影の演出。その影に入り込む。
ドラマシーンもシルエットで。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA